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Midnight sun "Iceland"

28/06/2007~01/07/2007

なんと3度目のIceland。やっぱりここだよねぇ。いつもは5月末だけど今回は6月末、夏至の直後。ってことは前よりもっと白夜に近いはずだよね。う〜ん、楽しみ♪
今回は日本から遊びに来てる両親も一緒。もういよいよこれが最後だろうし、せっかくなので前回みたいな一周旅行も捨てがたかったし、できれば未知の世界、内陸への挑戦もしてみたかったけどさすがにねぇ。だから今回は見どころの多い南部のみ。でも車はいちおう
4駆を借りたよ。これでどんな道だってへっちゃらさっ!!
28/06/07 (Thu)

08:20 車で出発。平日ラッシュのせいか高速乗るまでの道が大渋滞。一時はどうなることかと思ったけど、A1(M)M25はスムーズに流れてる。よかった、ひと安心。

09:25 M11J8で下り、いつものLong Stay Parkingへ。平日なのに人いっぱいだねぇ。

09:45 check inを済ませ、中のカフェでtea time。お父さんは案の定、ビール。

12:40 Stansted Airport発。

14:40 Keflavik Airport(ケフラヴィーク空港)着。

15:00 AVISでレンタカーの手続き。今回の車はSUZUKIJimny。いちおう4駆だもんね。

すごい!いつもとたった1ヶ月違うだけなのに景色が全然違う!!
Icelandの夏ってこんなに緑溢れてるんだぁ〜。溶岩台地砂漠のあちこちに花が咲いている。これが噂のLupinus(ルピナス)かぁ。溶岩に覆われ、土の少ないIceland(アイスランド)では少しでも早く土を作るために荒れた環境でも育ちやすいこのLupinus(ルピナス)の種を今あちこちにまいているんだって。徐々に徐々に土を、そして緑を増やすために…。

15:45 お決まりのコース、Blue Lagoon(ブルー・ラグーン)に到着。1年ぶり、5度目のBlue Lagoon(ブルー・ラグーン)

 

おおっ、ロッカールームが改装されてるぞ。

うそ…。なんで緑?Blue Lagoonの色が緑になっちゃってる。なんで?外の水はいつもどおりの水色だったよね…。もしかして、成分が変わってきちゃったとか??

 

それでも満喫は満喫。でもどうして緑になっちゃったかがどうしても気になる父。出た後で、スタッフに理由を聞いてこいと言うので聞きに行くと、これだよと指をさす。あ、やっぱりみんな聞くんだね。

The blue colour of Blue Lagoon is caused by the scattering of sunlight off very small silica molecules in the geothermal seawater. Thie is similar to what happens in the atmosphere where the sunlight is scattered off the atmospheres molecules and give the sky blue colour.
(
ブルー・ラグーンの青色は、地熱で温められた海水の中にあるシリカの超微粒子によって太陽の光が拡散されてできるものです。空気中では太陽の光が空気中の微粒子によって拡散されて空が青く、これはその空気中で起こっているのと似た現象といえます。)

Blue Lagoon algae is the Lagoon's most distinctive organism. During Iceland's long days in the summer its peak growing conditions occur. The algae flourishes and the green colour dominates the blue one.
(
ブルー・ラグーンの藻類はラグーンの最も特有な生物です。夏はアイスランドでは昼がとても長く、その成長状態はピークとなり、その藻類の繁茂と緑色がこの青色に影響を及ぼします。)

Now scientific studies show that both Blue Lagoon silica and algae have effective properties against skin aging. Blue Lagoon silica and algae are key ingredients in Blue Lagoon skin care.
(
今日の科学研究では、ブルー・ラグーンのシリカと藻類の両方が肌の老化に対して効果的な特質があることが示されています。ブルー・ラグーンのシリカと藻類、これがブルー・ラグーン・スキンケアの重要要素となっているのです。)

と、ざっとこんなところ?なにはともあれ、毎年夏はこうなるってことなんだ。成分が変わっちゃったわけじゃないんだね、ひと安心。

今回はReykjavik(レイキャビック)には寄らず。1号線を東へ車を飛ばす。

20:00 Selfoss(セルフォス)着。
今日の宿はここ。隣りにそびえ立つ
4つ星ホテルHotel Selfossのレストランで夕食。写真はロブスターのスープ。Iceland(アイスランド)に来たからにはまずはこれを食べなくちゃね♪
++ Fosstun apartments hotel ++
Eyravegur 26 SELFOSS 800 Tel. 354 480 1200

いつものやつ。只今の時刻、夜中の0時!

29/06/07 (Fri)

07:30 起床。朝食は冷蔵庫の中。バスケットの中に食パン、ハム、チーズ、ジャム類、カップケーキ、ヨーグルト、果物などが詰まってる。結構ボリュームあるよ、これ。ただ、トースター使うたびに警報機が鳴っちゃうんだけど…。

08:30 出発。今日も天気よさそうだね。1号線をちょっとだけ戻り、350号、36号とPingvellir(シンクヴェトリル)方面へ北上。Pingvallavatn(シンクヴァトラヴァトン湖)の向こうに裂け目(Gja〜ギャゥ)が見えてくる。

Pingvellir(シンクヴェトリル国立公園)到着。ええっと4年ぶりだっけ。ここもやっぱり緑に溢れてる。水もきれい。それにしても虫が多すぎ。

 
 

今、歩いているのはユーラシアプレート側…で当ってるかな?

ここIceland(アイスランド)は海嶺(かいれい)と呼ばれる地球の割れ目が陸地で見られる珍しい場所。地球の内部にあるマグマが地表に出てきて冷え固まり、ユーラシアプレートと北米プレートという2つのプレートになって左右に1年間に約2cmずつ広がり続けてる。すごいね〜、地球は生きてるんだよっ!

で、もっとすごいのはここで分かれたプレートがずっとずっと動いていって最終的に再び会うのが実はこれが日本。日本でぶつかって、そして片方がもう片方のプレートの下にもぐりこんで地球の内部に戻っていってしまうというわけ。う〜ん、地球の神秘だねぇ。

Pingvellir(シンクヴェトリル国立公園)を後にし、365号を東へ。この道、4年前も通ったなぁ。いまだに舗装されてないままなんだ。あのときは最初だったし、車もPoloだかなんだかで小石ががんがん当たるし、おまけに天気も怪しくて、いったいどこへ行っちゃうんだろうって不安いっぱいで運転してたっけ。37号に出ればあとはひたすらGeysir(ゲイシール)を目指すのみ。

Geysir(ゲイシール)到着〜。まず出迎えてくれるのがLitli-Geysir(リトル・ゲイシール)。「雲仙の地獄谷に似てるな。」とは父の感想。確かに!

Litli-Geysir(リトル・ゲイシール)
 
確かに雲仙に似てる〜♪

さて、いよいよ!まずは見てちょーだい!

実はこれは本来のGeysir(ゲイシール)ではなくて、ストロックルという名前の別の間欠泉。

Geysir(ゲイシール)はストロックルの向こうにあるんだけど、以前は70メートルくらい吹いてたのが火山活動の変化に伴い、一時活動を停止してし、最近また活動はし始めたんだけどそこまで高くは吹き上げず、回数もぐんと減ってしまったらしい。まぁ、なんたって地球は生きてるからね。この先だってどうなるか分からない。ほら、このストロックルだって毎回毎回、浮き上がる高さも吹き上がり方も間隔だって全然違う。

今度のはデカそうだよ!

うおぉ〜〜!
まだまだ!
まだまだ?
も、もうダメ〜ッ!!

ちょうど12:00なのでここでお昼。駐車場の横にあるレストランは観光バスでやってくる人たちが主に利用するんだろうな。一品料理もあるけれどバイキング方式のビュッフェで。

次に向かうのはGullfoss(グトルフォス)。ここも4年前に来たときとは全然違う。もちろん滝自体は変わらないけど、こんな青々してなかったし、それに人もこんなにいなかった。

次はいまいち場所がはっきり分からないんだけど、とりあえずそっちの方向に向かって行ってみよう。今来た37号を戻り、365号との分岐もそのまま37号へ。35号にぶつかったらSelfoss方面へ。この辺のはずなんだけどな、ケリズ火口湖。ああ、でもだんだん土の色が写真で見るような赤色になってきた。あっ、あそこ、観光バスが停まってる。あれだ!道(35)沿いだけどちょっと奥まってて、湖はカルデラの向こうに隠れてるから下手すると見逃しちゃうかも。バスが停まっててくれてよかった〜。

赤い土に緑の水、幻想的だねぇ。
 
湖面まで降りていった父…
 
ほら!向こうの山肌も真っ赤だよ。

14:30 そのまま35号でSelfossへ出て、あとは1号線をひたすら東へ。Vik(ヴィーク)を過ぎた辺りから天気が崩れてきた。

モコモココケ地帯を通り過ぎ、溶岩砂漠を越え、本当は氷河が目の前に広がるはずなんだけど、雲で全く見えず。氷河湖だけはかろうじて見えたけど時間がないのでそのままスルー。

20:30 Hofn(ホプン)の手前、Nesjaskoli到着。夕食はホテルのレストランで。写真は前菜のロブスターのグリル。
++ Hotel Edda Nesjaskoli ++
Nesjaskoli 781 HOFN Tel. 354 444 4000

30/06/07 (Sat)

07:00 起床。霧だよ…。

07:30 昨日、3人で白ワインを2本空け、やや二日酔い気味のタロウを部屋に残して3人で漁港の町Hofn(ホプン)の町へ探索。

漁港…あるにはあったけど、小さいよ、これ。市場とか活気溢れるイメージで来たのに、ひとっこひとりいない。明らかにロブスター祭りの名残だよね。さぞ、楽しかったことだろうね。

 

08:30 Hotelに戻り、タロウを起こして朝食。

09:30 出発。ここから来た道を引き返していく。昨日霧()で全然見えなかった氷河も今日はなんとか見える!Skalafellsjokull(スカフタフェットル氷河)はヨーロッパ最大のVatnajokull(ヴァトナヨークトル氷河)のほんの一部。

Skalafellsjokull(スカフタフェットル氷河)

そしてこれもVatnajokull(ヴァトナヨークトル氷河)の一部、氷河湖Jokulsarlon(ヨークルスアゥルロゥン)

車を置いて、まずは少し歩いてみよう。

あれれ?なんだか湖がやけに広くなってない?ここには1年前にも来てるのに。

次は水陸両用車でいざ湖へ。

入水する場所もやっぱり1年前より奥。
船上での説明によると、最近は地球温暖化で
1年に100メートルくらいずつ氷河が溶けてきてるんだって。ってことは湖が広がってるのはやっぱり本当なんだ。そっか、そうだったのかぁ…。

 
 
 
 
 
 
 

見て、見て!氷の上であざらしがお昼寝中。カワイイ〜!

 
 
 
 

氷河が海岸側まで流れてきてる。そ、それにしても、寒いっ!

車に乗り込み、再び1号線を戻る方向に。少し走ると右側に未舗装の道があり、見どころマークの標識が立っている。Fjallsarlonと書かれてる、sarlonって湖って意味だっけ。よし、行ってみよ〜!

 

わぁ〜お!!さっきのJokulsarlon(ヨークルスアゥルロゥン)とはまた違った感じ。向こうは美しさで勝負、こっちは迫力勝負って感じ?

1号線に戻り、車はSkeithararsandur(スキェイザルアゥルサンドゥル)へ。

1996年、ってことは9年前。なんで私知らないんだろう?ここですっごい噴火があったんだって。
何がすごいってまずその火山、
Vatnajokull(ヴァトナヨークトル氷河)の下にあるの。氷河の下である日、大きな噴火が起こった。けれど氷河でふたをされてる状態。外目には何も変化のないまま、でも実際はその中で氷河がどんどん溶けていく。そしてついに氷河がへこみ始めた。

そのへこみはどんどん広がり、その後ひび割れを起こしてついに真っ黒な噴煙が立ち上り、氷河はとたんに火山灰に覆われてしまう。

そしてなおも噴火は止まらない。氷河はどんどん溶けていく。つまりそこに水がどんどん溜まっていく。そしてついに噴火から1ヶ月後、その溶けた水が大洪水となって山からとんでもない勢いで流れ出した。その水量は合計35億トンにものぼるんだって。数字が大きすぎて想像もつかない。とにかくその大洪水は3日間も続いたらしく、家も牧場も送電線も全て飲み込まれ、海岸線がこの火山灰で800メートルも埋め立てられてしまった。その爪痕がこれ。見渡す限り黒い溶岩砂漠。写真では伝えきれないよ。

続いて、もこもこコケ地帯へ突入。

Kirkjubaejarklaustur(キルキュバイヤルクロイストゥル)のガソリンスタンドでお昼休憩はあったかいスープとパン。

毎度お世話になるガソリンスタンド
まるで抹茶の粉をふりかけたみたい
 
一面、Lupinus(ルピナス)の花!

事前にチェックしてきた地球の歩き方HPによると、Myrdalsjokull(ミールダルスヨークトル氷河)の一部、Solheimajokull(ソウルヘイマヨークトル氷河)の上を歩けるスポットがあるとのこと。天気も戻ってきたし、ここは行っておきたい!

そのHPによると、Skogar(スコーガル)の町から数kmのところにある未舗装道を左に入るとある。数kmってだいたいこの辺りだと思うんだけど。と、そこに未舗装道222号発見。見どころマークとともに犬ぞり、スノーモービルの案内もある。きっとこれだよね。

こ、この道はちょっとハンパなく険しいよ。4輪駆動フル回転、ひたすらがったがたの細くて険しい山道を登っていく。しかもなぜかこの私がハンドルにぎってます…。止まっちゃダメ、止まっちゃダメ…ねぇ、いったいどこまで続いてるの…?

10分?15分?20分?あまりに必死すぎて、どのくらいの間運転してたのか全然覚えてないや。ようやく氷河が姿を現し、小屋を発見。どうやらその向こうがスノーモービルの場所らしい。

車を置いて、いざ氷河へ。ねぇ、みんな、お願いだから落ちないでよ。

 

帰りはタロウの運転。結構上まで登ってきたんだねぇ。当初の予定では内陸を突っきろうと思ってたけど、やっぱやめといて正解だったかも。これがずっと続くってことだもんねぇ。楽しいは楽しいだろうけど危ないよ、やっぱ。素人がそう簡単に手出しちゃいけないね。

Skogafoss(スコガフォスの滝)は遠くから眺めるだけ。それでも十分迫力は伝わってくる。

 

Skogar(スコーガル)の町も緑鮮やか!

 
 

Seljalandsfoss(セリャランスフォスの滝)。裏側を歩くのはこれ3度目。

 
 

Vik(ヴィーク)のガソリンスタンドでトイレ休憩。さぁ、今日もあと少し!

18:30 hotel着。1年前も泊まったこのhotel。料理はおいしいし、眺めもいいし、また来れるなんて!
++ Hoel Ranga ++
Suthurlandsvegur 851 HELLA Tel.354 487 5700

まずは夕食。今日も結局、白ワインをまた2本空けてしまった…。

部屋に戻り、水着に着替えて、外のジャグジーへ。去年は初日にBlue Lagoonで水着を忘れてきてしまい、このジャグジーに入れず悔しい思いをしたんだ。ようやく入れる!くぁ〜、なんて気持ちいいの!!

部屋に戻ってそのままベッドへ。バタンきゅ〜。

01/07/07 (Sun)

07:30 起床。朝食。

08:30 check out。出発。

いよいよ最終日。Reykjavik(レイキャビック)Keflavik(ケフラヴィーク)も一気に越えて東の半島の先へ。

この辺りこもGja(ギャゥ)が見られるとのこと。だんだんそれらしい雰囲気になってきた。大きなGja(ギャゥ)1つに橋がかけられている。ユーラシアプレートと北米プレートをつなぐ橋らしい。でもこれ、なんだかちょっとちゃっちい…。

北米プレート←   →ユーラシアプレート  
こんなお菓子なかった?()
 

その先、地熱発電所らしき建物があり、そこからまた未舗装道。でもこんなの昨日のことを思えば楽勝、楽勝♪

Grindavikという町に来たものの特に何もない。人も見かけない。43号でBlue Lagoon(ブルー・ラグーン)の横を通って41号に戻る。Keflavik(ケフラヴィーク)の町へ。

Keflavik(ケフラヴィーク)にて

ここで昼食。そして車のガソリンも満タンにしていよいよ空港へ。

車を返却。Check in カウンターへ。

15:30 Keflavik Airport(ケフラヴィーク空港)発。

空から見るVatnajokull(ヴァトナヨークトル氷河)。雲がじゃま…。

19:25 Stansted Airport着。

送迎バスでLong Stay Parkingに戻って車を引き取り、21:00帰宅。

ああぁ…いつか、いつかやっぱりまた来よう!

参考文献: 自信と火山の島国 島村英紀著
  旅名人ブックス アイスランド

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